- 店主コメント
- レビュー (0)
- スペック
- ブランド
店主コメント
3F UL GEAR のバックパックシリーズの中で、長距離ハイキング向けに作られた Yue。
アルミフレーム採用で重さ 1,085g、完全防水、そして価格が2万円代〜という高いコストパフォーマンス。
3F UL GEAR が長年培ってきたノウハウが全て注ぎ込まれたバックパック、それが Yue になります。
Long-distance hikingこそフレームありという考え方
あくまで個人的な見解にはなりますが、パックウェイトで12kgを超える場合は、フレームありのバックパックの方が良いと思う多々ことがあります。
2〜3泊程度の行程であればフレームなしのバックパックでも十分に対応できますが、5〜6日分の食料や水を担いで移動するような行程では、フレームありのバックパックの方が圧倒的に歩行が楽で、翌日の疲れが溜まりにくいと感じます。
実際、海外の long-distance hiker たちは、その長い旅のお供にフレームありのバックパックを選ぶことが多いようです。
代表的なところでは、HMG の Windrider (日本円で5万円〜)でしょうか。
特に PCT などでは、ベアキャニスターの携行が必須なエリアもあり、パックウェイトの増加に伴うハイカーへの負担は、日本のそれとは大きく異なります。
日本のトレイルであっても、アルプスのような森林限界を超えた山々を幾つもつないで歩くような行程では、そのアップダウンの多さからフレームありのバックパックの方が、体にかかる負担は大幅に少なくなるでしょう。
UL といえばフレームレスを選びがちですが、あえてフレームありのバックパックをシチュエーションにあわせて取り入れてみるのは、いかがでしょうか。
独自のサスペンションシステム
自動車業界の設計工程からヒントを得たという、独自のサスペンションシステム。
通常は、バックパックの形状がある程度決まったところで、フレームを作りにかかりますが、Yue に関しては、まずはフレームおよびサスペンションのデザインから着手しています。
RAS(商標取得済み)と名付けられたシステムにより、体への適切なフィット感を出しつつも、背面部分の空気の流れをフレームによって確保しています。
これにより、フレームレスのバックパックの最大の弱点である、歩行中の汗による蒸れを大幅に軽減しています。
ちなみに、人は蒸れを感じるとさらに汗をかくため、より多くの水分補給が必要となり、結果的により多くの水を担ぐことにつながります。
背面部分をドライに保つことは、快適性のためだけではなく、必要な水の量を減らすことで UL につながるとも考えられます。
また、このフレームの存在により、バックパックの重量がしっかりと腰に伝わり、肩への負担も同時に減らします。
UHMWPE と X-PAC 生地
Yue には、2つのモデルが存在しています。
1つは、QiDian Pro でも採用されている UHMWPE 混紡ナイロン、もう1つは X-PAC です。
X-PAC は、かなり以前から存在している防水生地として有名ですが、近年ではダイニーマやウルトラなどの UHMWPE 系の生地に若干押されている印象を受けます。
しかしながら、X-PAC には X-PAC の良さがあり、なによりも最近の流行りに流されないオーソドックスな印象が得られます。
特にファニーパックやサコッシュが X-PAC で作られていることが多ため、それらとのコーディネートで X-PAC 生地を選ぶのもありかと思います。
ショックコードについて
背面部分のメッシュには、ショックコードを通す箇所があります。
ショックコードを通すことで、メッシュをバックパック本体により引き寄せることができ、メッシュの中にいれたギアが行動中に揺れるのを防ぎます。
ショックコードは、上記のような状態で出荷されます。
これを好みの長さにカットして、メッシュと接続します。
ショックコードをメッシュに接続したあとは、付属のコードロックを使って末端を処理します。
難しい作業ではありませんが、お客様ご自身で行って頂く必要がある点は了承ください。
北米・ヨーロッパのメーカーが作るフレームありのバックパックは、どれも高価なものばかりですが、そんな中、3F UL GEARの Yue は群を抜いてコスパが高いと言えます。
ぜひ、この機会にフレームありバックパックをデビューされてみては、いかがでしょうか。
“Yue” の口コミを投稿します コメントをキャンセル
本体重量
UHMWPEモデル:1,085g
X-PACモデル:1,129g
容量
45L + 10L
最大荷重
20kg
素材
本体:210D UHMWPE混紡ナイロン / X-Pac
フレーム:アルミニウム
バックル:Duraflex,YKK
サイズ
80 (H) x 30 (L) x 22 (W) cm
3F UL GEAR は、2009年に中国福建省南部の廈門市(アモイ市)で設立されたメーカー。
日本ではあまり知られていませんが、廈門市には世界の有名アパレルブランドの縫製工場が集積しており、その品質の高さはすでに実証されています。
同社の創業チームは、いずれもハイカーとして10年以上の経験を持っており、自分たちの経験に基づくもの作りを実践しています。
縫製を行う職人についても、3F UL GEAR の創業前から有名ブランドの OEM での経験を持っており、中には20年以上の縫製経験を持つメンバーもいます。
中国では、若い年代の縫製職離れが課題になっていますが、同社は若者に積極的に縫製職に携わってもらうべく、様々な取り組みを行っています。
無料の食事、手厚い福利厚生や年金制度を提供することで、若い世代が安心して縫製職に取り組めるようにしているとことは特筆すべきポイントです。
為替の影響で最近でこそ価格は少し上がりましたが、それでも高品質なULギアを手に届きやすい価格で提供し続けるメーカーとして、今後も注目です。
Related Products
Yue
¥27,900 – ¥38,900
重さ 1085g で、高いコストパフォーマンスを持つ UL バックパック。45 + 10L の大容量。フレームあり。完全防水。
- 店主コメント
- レビュー (0)
- スペック
- ブランド
店主コメント
3F UL GEAR のバックパックシリーズの中で、長距離ハイキング向けに作られた Yue。
アルミフレーム採用で重さ 1,085g、完全防水、そして価格が2万円代〜という高いコストパフォーマンス。
3F UL GEAR が長年培ってきたノウハウが全て注ぎ込まれたバックパック、それが Yue になります。
Long-distance hikingこそフレームありという考え方
あくまで個人的な見解にはなりますが、パックウェイトで12kgを超える場合は、フレームありのバックパックの方が良いと思う多々ことがあります。
2〜3泊程度の行程であればフレームなしのバックパックでも十分に対応できますが、5〜6日分の食料や水を担いで移動するような行程では、フレームありのバックパックの方が圧倒的に歩行が楽で、翌日の疲れが溜まりにくいと感じます。
実際、海外の long-distance hiker たちは、その長い旅のお供にフレームありのバックパックを選ぶことが多いようです。
代表的なところでは、HMG の Windrider (日本円で5万円〜)でしょうか。
特に PCT などでは、ベアキャニスターの携行が必須なエリアもあり、パックウェイトの増加に伴うハイカーへの負担は、日本のそれとは大きく異なります。
日本のトレイルであっても、アルプスのような森林限界を超えた山々を幾つもつないで歩くような行程では、そのアップダウンの多さからフレームありのバックパックの方が、体にかかる負担は大幅に少なくなるでしょう。
UL といえばフレームレスを選びがちですが、あえてフレームありのバックパックをシチュエーションにあわせて取り入れてみるのは、いかがでしょうか。
独自のサスペンションシステム
自動車業界の設計工程からヒントを得たという、独自のサスペンションシステム。
通常は、バックパックの形状がある程度決まったところで、フレームを作りにかかりますが、Yue に関しては、まずはフレームおよびサスペンションのデザインから着手しています。
RAS(商標取得済み)と名付けられたシステムにより、体への適切なフィット感を出しつつも、背面部分の空気の流れをフレームによって確保しています。
これにより、フレームレスのバックパックの最大の弱点である、歩行中の汗による蒸れを大幅に軽減しています。
ちなみに、人は蒸れを感じるとさらに汗をかくため、より多くの水分補給が必要となり、結果的により多くの水を担ぐことにつながります。
背面部分をドライに保つことは、快適性のためだけではなく、必要な水の量を減らすことで UL につながるとも考えられます。
また、このフレームの存在により、バックパックの重量がしっかりと腰に伝わり、肩への負担も同時に減らします。
UHMWPE と X-PAC 生地
Yue には、2つのモデルが存在しています。
1つは、QiDian Pro でも採用されている UHMWPE 混紡ナイロン、もう1つは X-PAC です。
X-PAC は、かなり以前から存在している防水生地として有名ですが、近年ではダイニーマやウルトラなどの UHMWPE 系の生地に若干押されている印象を受けます。
しかしながら、X-PAC には X-PAC の良さがあり、なによりも最近の流行りに流されないオーソドックスな印象が得られます。
特にファニーパックやサコッシュが X-PAC で作られていることが多ため、それらとのコーディネートで X-PAC 生地を選ぶのもありかと思います。
ショックコードについて
背面部分のメッシュには、ショックコードを通す箇所があります。
ショックコードを通すことで、メッシュをバックパック本体により引き寄せることができ、メッシュの中にいれたギアが行動中に揺れるのを防ぎます。
ショックコードは、上記のような状態で出荷されます。
これを好みの長さにカットして、メッシュと接続します。
ショックコードをメッシュに接続したあとは、付属のコードロックを使って末端を処理します。
難しい作業ではありませんが、お客様ご自身で行って頂く必要がある点は了承ください。
北米・ヨーロッパのメーカーが作るフレームありのバックパックは、どれも高価なものばかりですが、そんな中、3F UL GEARの Yue は群を抜いてコスパが高いと言えます。
ぜひ、この機会にフレームありバックパックをデビューされてみては、いかがでしょうか。
本体重量
UHMWPEモデル:1,085g
X-PACモデル:1,129g
容量
45L + 10L
最大荷重
20kg
素材
本体:210D UHMWPE混紡ナイロン / X-Pac
フレーム:アルミニウム
バックル:Duraflex,YKK
サイズ
80 (H) x 30 (L) x 22 (W) cm
3F UL GEAR は、2009年に中国福建省南部の廈門市(アモイ市)で設立されたメーカー。
日本ではあまり知られていませんが、廈門市には世界の有名アパレルブランドの縫製工場が集積しており、その品質の高さはすでに実証されています。
同社の創業チームは、いずれもハイカーとして10年以上の経験を持っており、自分たちの経験に基づくもの作りを実践しています。
縫製を行う職人についても、3F UL GEAR の創業前から有名ブランドの OEM での経験を持っており、中には20年以上の縫製経験を持つメンバーもいます。
中国では、若い年代の縫製職離れが課題になっていますが、同社は若者に積極的に縫製職に携わってもらうべく、様々な取り組みを行っています。
無料の食事、手厚い福利厚生や年金制度を提供することで、若い世代が安心して縫製職に取り組めるようにしているとことは特筆すべきポイントです。
為替の影響で最近でこそ価格は少し上がりましたが、それでも高品質なULギアを手に届きやすい価格で提供し続けるメーカーとして、今後も注目です。
レビュー
レビューはまだありません。