手の届きやすいハイカーショップを作りたかった
「UL ギアって、思ったよりも高価だな」
これは、装備の軽量化に興味を持ち始め、UL ギアについて色々と調べた時に自分が感じたことでした。
現在、ウルトラライトと呼べるギアは、大手メーカーからガレージブンランドまで、様々なところから提供されています。
これから UL ハイキングを始めるハイカーにとっては、このような膨大な数の製品の中から、自分に合ったものを選ぶのはなかなか大変な作業です。
自分自身も、色々な製品を試して、時には失敗しながら、少しずつ自分なりの UL スタイルを確立していきました。
そのような試行錯誤を長い間繰り返していると、時折「これは」という製品に出会うことがあります。
いつしか、そのような製品を他のハイカーにも知ってもらい、ぜひ使ってもらいたい、そんな風に思うようになりました。
これが、Hikershop を立ち上げるきっかけでした。
初心者向けにコスパの良いものを
コスパが良いとは、どういうことでしょうか。
価格が安い=コスパが良い、というわけではありません。
どれだけ安いギアでも、たった数回の使用で壊れてしまってはコスパが良いとは言えません。
逆に高価なギアであっても、トレイルに持ち出す回数が多くなれば、それはコスパが良いギアになるでしょう。
極端な例ですが、10万円のテントでも1,000回使えば、1泊あたり100円になるのです。
それくらい気に入って、何度も使ってしまうようなギアに巡り合ってもらえれば、ハイカー冥利に尽きるというものです。
Hikershop は、経験豊富なハイカーのみならず、特にこれから UL ハイキングを始めるハイカーに向けて、様々な提案をさせて頂く場であり続けたいと願っています。
軽さが全てではない
経験豊富なハイカーは、ギアの軽さは重要な指標の1つであることを理解しつつも、その指標だけでギアを選ぶことはありません。
あえて、少し重いギアを選ぶことで、快適性・耐久性・デザインなどを優先することもあります。
Hikershop が取り扱う製品は、最軽量ではないものが多いです。
軽量化を突き詰めたギアの多くは、これから UL ハイキングを始めるハイカーにとってはリスクが高すぎる、使用のためのノウハウが要る、販売の前にしっかりと説明させて頂く必要がある、といった前提条件がどうしてもついてしまいます。
そして何よりも、そういったギアは手が届きにくい価格であることが多いです。
まずは、手が届きやすいギアから入って、少しずつ、自分なりの軽量化を実践して頂ければ嬉しいです。
Hikershop が、1人でも多くの人が UL ハイキングを始めるきっかけになれば幸いです。
店主より